医師の事情と患者の囲い込み。

タイミング法と体外受精を同じ医療機関で受ける必要はない。

不妊相談に来られる方と接して感じることのひとつに、一度来院した患者さんは手放さない「囲い込み」という問題があります。

技術力や得意な治療法は、医療機関によってまちまちです。

不妊治療の世界における技術は医療機関の企業秘密のようなことも多くあり、一般の人には、判断がつきません。

不妊治療を始めると、多くの場合、タイミング法から人工授精、体外受精までを同じ医療機関で行います。

しかし、タイミング法をおこなう医療機関が、必ずしも体外受精のスペシャリストだとは限りません。

要するに、同じ医療機関ですべてを受ける必要はまったくないのです。

小さいクリニックでは、腹腔鏡のような治療はおこなうことができないので、必要な場合でもあえてそれをしないといことが現実におきています。

不妊治療がビジネスのようになったいまの日本では、しばしぱみられる現象です。

※医師との相性も重要なポイント。

不妊相談の経験から感じることですが、来院する方の多くが不妊に関してベジママの正しい飲み方など予備知識をたくさん持っています。

言葉の意味や治療内容を知っているので、説明しやすい反面、間違った情報やそこから自分なりの判断をして、その考えから抜け出せなくなっている人もいます。

そういう方は正直、こちらとしても相談にのりにくいという印象を持ってしまいますが、知識を持つこともたいせつですが、むしろ知恵を持ってほしいと思います。

また、知識を山のようにもっていて、矢継ぎ早に一方的にしゃべる方がときどきいますが、そういう方はあまりこちらの話に耳を傾けず、コミュニケーションがとりにくいという傾向があります。

戦闘態勢で来られては、こちらもつい身構えてしまうのです。

医師と患者のあいだにも相性というものはあるのだと思います。

性格、話し方、話の聞き方、受け止め方…などは、人それぞれですから。

診療時間はどこもそう長くはないので、難しいことだとは思いますが、その短い時間のなかで、コミュニケーションをとる知恵を持っていただきたいと思います。

それから医師を信頼するということも大切なことです。

しかしそれは、医師のれカ「言いなり」「お任せ」ということとは違います。

納得した上で、最後は自分たちで考えて医師に任せる、ゆだねるということです。

IVFLesson・セカンドオピニオンで「日本人的なつながり」を断ち切る。